カテゴリー別アーカイブ: ツアーエピソード。

これまでに、ご一緒させて頂いたお客様とのツアーの中で特に印象が強かったエピソードを紹介。

ロサンゼルス 研修ツアー

さて、2014年初めてのお仕事はわが社始まって以来の長期出張にて、日本からスポーツに関する専門学校生を招いての研修ツアーのお手伝いでした。

 

場所はロサンゼルス。私が呼ばれた一番の理由は人体解剖実習の通訳でした。もちろんそれにとどまらず、チーフガイドのサポート、通訳サポート、引率、カメラマンと”何でも屋”もこなしてまいりました。

人体解剖実習の最後にドクター達と。
人体解剖実習の最後にドクター達と。
UFCのスポーツクラブにて。
UFCのスポーツクラブにて。
ドジャースタジアム全景。
ドジャースタジアム全景。
ドジャースタジアム三塁側ベンチにて。
ドジャースタジアム三塁側ベンチにて。
ドジャースタジアム、ホームベース後ろから。
ドジャースタジアム、ホームベース後ろから。
NBA観戦。LAクリッパーズ。Staples Centerにて。
NBA観戦。LAクリッパーズ。Staples Centerにて。
LAキングスの本拠地、Toyota Sports Centerのスケートリンク前にて。
LAキングスの本拠地、Toyota Sports Centerのスケートリンク前にて。
LA市内のフットサルコートにて。
LA市内のフットサルコートにて。

ルーツを求めて。サンフランシスコ観光。

さて、2013年度、また一つ大変特異な理由をもって弊社のツアーに申し込んで頂いたお客様がいらっしゃいました。

大正15年の記録によると、皆様の2世代前のご先祖様がここサンフランシスコのJapan Townに住んでらっしゃったとのこと。どんなところなのか一度訪れなければとはるばる日本からいらっしゃいました。

宮崎からいらっしゃった6名様ですが、80歳を超えてらっしゃる方がお二人ほどいらっしゃいましたので多少心配だったのですが、いやはや、皆様本当にお元気で自分の心配も杞憂に終わりました。

実際に皆様の祖父、祖母のお二人がお住みになっていた家の前にて。
実際に皆様の祖父、祖母のお二人がお住みになっていた家の前にて。
Japan Centerの大通り。
Japan Centerの大通り。

サンフランシスコ日本町に皆様のお祖父様、お祖母様が住んでらっしゃった家に行くことも出来ました。記録によるとその家は1900年に建てられて、一度も取り壊されずに現存しておりました。もちろん、持ち主が変わるたびに改築はされたようですが、記録上、家が建てられたのは、1900年以前あるようです。

なにか移民記録の様なものは無いかと皆様と探してみました。まずは、日本総領事館へ参りましたが、そのような記録は残されていないとのこと。

それでは、サンフランシスコの市役所はどうか?と市役所へ。リサーチをお願いするアプリケーションフォームを記入。氏名、住所、血縁関係、パスポートの提示等一通り済ませ、10分ほど待ちました。

するとありましたよ。記録がお祖父様の出生記録が1905年。太平洋戦争前です。1世紀前の記録です。さすがにびっくりしました。皆様、驚きと喜びで写真を撮りまくっていました。

いやー、一つ旅の目的が達成されて本当に僕も胸を撫で下ろしました。よかったよかった。そして、その後は、サンフランシスコ観光へ繰り出しました。

 

ゴールデンゲートブリッジにて。
ゴールデンゲートブリッジにて。
ゴールデンゲートブリッジをバックに。
ゴールデンゲートブリッジをバックに。
咸臨丸入港記念碑前にて。
咸臨丸入港記念碑前にて。
フィルモアストリートにて。
フィルモアストリートにて。
ロンバードストリートにて。
ロンバードストリートにて。
パレスオブファインアーツの前にて。
パレスオブファインアーツの前にて。
ライトアップされた市庁舎にて。
ライトアップされた市庁舎にて。
夜のツインピークスから。
夜のツインピークスから。
トレジャーアイランドで夜景を楽しみました。
トレジャーアイランドで夜景を楽しみました。

今日は朝から晩までサンフランシスコ観光でした。しっかし、皆様、本当にタフです。 さあ、明日は、みんなでナパでワイン三昧だ!!!

夫婦の理想像。

昨年度、2013年にもっとも記憶に残ったお客様が、このお二人です。

John Muir Trail
JMT入り口。ヨセミテバレーまで27.5マイル。44km。多分、行き倒れる。。。。

ツアー期間もヨセミテ3泊4日と長かったのもありますが、とにかく元気で仲睦まじく、そして感受性がピカイチに研ぎ澄まされたお二人でした。

旦那様は、過去に大病をされたことが何度かあり、その都度闘病し、見事カムバックされてきたという方でした。山歩きもリハビリの一環で始められたとのことでした。

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ヨセミテ国立公園ゲートにて。

お二人とともに5日間ほど過ごさせて頂きましたが、お二人のやり取りを見ていると、昔ながらの亭主関白のような旦那様かと思いきや、景色が良く見える車の助手席には、必ず遠慮する奥様を座らせたり、奥様は奥様でとにかく社交的な方で、話し上手、聞き上手な方でした。

仕事のスタイル上、日本の年配の方をよくお連れいたしますが、日本からいらっしゃる年配の方たちは総じて、気力は若い方たちより充実していらっしゃると強く感じます。

このお二人は、とにかく少々のことでは動じない、小さいことは気にしない、弱音を吐かない、今目の前にあることを存分に楽しむ、もちろん、これまでには、人には言えない苦労を積み重ねていらっしゃったんだと思いますが、それゆえ、人生の楽しみ方を知り尽くしているお二人でした。

自分と、自分と結婚してくれた奥さんとこんな風に年を重ねていければなあと感じさせてくれるお二人でした。

さて、今回のツアーでは、旦那様の体調上、ヨセミテのハーフドーム登頂はどうしても断念せざると得ませんでしたが、それでも3日間ヨセミテ内を歩き回りました。

夕刻のグレーシャーポイント、センチネルドーム、普段のツアーでは歩かないポホノトレイル、タフトポイント。お二人のたっての希望でジョンミュアトレイルも歩き、タイオガロード沿いのオルムステッドポイント。テナヤレイクも大変水が澄んでおりました。

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センチネルドームトップにて。

お二人は、見るもの見るものすべてに感動されておりました。お世辞や社交辞令ではなく、とにかく純粋に感動されておりました。

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グレーシャーポイント、ハーフドームをバックに。
トンネルビューにて。
トンネルビューにて。
タフトポイントにて。手すりの後ろは、800mの断崖絶壁です。
タフトポイントにて。手すりの後ろは、800mの断崖絶壁です。
オルムステッドポイントにて。ハーフドームを裏側から。
オルムステッドポイントにて。ハーフドームを裏側から。
パークナビゲーターと会話中。
パークナビゲーターと会話中。

美しいものを美しいと感じる心を持つというのは、簡単そうで、実は大変難しいと思います。そんなことを偉そうに言っている自分もまだまだ感性が鈍いと痛感する毎日です。お客様に学ぶ毎日です。

このお二人にお会いできた縁に感謝です。

 

健脚女性二人。

今回ご紹介するお客様は、若い女性お二人。

ヨセミテへのツアーをご希望で、センチネルドームタフトポイント両方へのハイキングコースにトライしたいとのことでした。

なるべくグレーシャーポイントやハイキングに時間を費やしたかったですので、ヨセミテバレーの方は、エルキャピタン、ブライダルベール滝、ハーフドーム、ヨセミテ滝を下からの観賞を午前中で済まし、小休止の後、早速グレーシャーポイントロードへ入りました。

ヨセミテバレーからグレーシャーポイントまでしばらく車で走らなければなりません。くねくねした細道ですので距離の割に時間がかかってしまいます。ただ、依然と比べて道も綺麗に整備されており運転手の自分としては今年は道が走りやすくなったなぁと実感しております。

ハイキングコース二つへ行くとなると、合計3時間弱はかかります。センチネルドームもタフトポイントも最後の200mは、いい感じの勾配が控えておりますので、それなりの健脚が必要とされます。距離はと言いますと、それぞれのポイントまで1.1マイル。1マイルは1.6km計算ですのでおよそ1.8km弱といったところです。

つまり、往復3.6km、二つとも行くとなると全部で7.2kmの行程です。けっこう長い。。。しかも、標高2000m地点あたりでの運動ですので、体力の消耗も多少大きくなります。一抹の不安がありました。

しかし、この日のお客様は、日頃からマラソンをされていたり、スイミングをされていたりと、日頃から体を動かされてる方たちで、ハイキングのペースも全く遅れることなく、その分、センチネルドームの上や、タフトポイントでゆっくりと時間を取ることが出来、しかも戻ってきてもまだ多少時間が余るほどでした。

 

センチネルドームの頂上へ。残り160m。
センチネルドームの頂上へ。残り160m。
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センチネルドームの上から。まだ雪が残ってますね。

 

空気が澄んでいて、目が良くなりそうです。シエラネバダ山脈の奥まで見渡せました。

センチネルドームの上から。ハーフドームの反対側。
センチネルドームの上から。ハーフドームの反対側。
センチネルドームの上にて。
センチネルドームの上にて。
ロッククライミング?
ロッククライミング?

 

この日のお二人、また必ず来るとおっしゃってました。次回は、ハーフドームにでも登りましょう。

 

お二人とのご縁に感謝です。